動けるうちに!「終活」abiko

残りの人生の再設計


時は容赦なく過ぎる


最上のわざ

謙虚に人の世話になり、弱ってもはや人のために役立たずとも、親切で柔和でありたい。

 

手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。

愛するすべての人の上に、神の恵みを求めるために。

 

すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声を聴くだろう。

『来よ、わが友よ、われ汝を見捨てじ』と。

 

ヘルマン・ホイベルス

  ・・・「人生の秋」より・・・


シンプルに暮らそう

人は身一つでこの世に生まれ、身一つであの世へ旅立つ。

この世を去るときは何も持っていけない。

≪立つ鳥跡を濁さず≫

恥ずかしいものを残さないよう、不要なものを自分の手で片付けておくのは大切な仕事。

 

今は気持ちに体がついていかない。人生の締めくくり!

大切に・・やるべきことを・・出来るところまでやって生きていく。

 



生きる目的


『人生に何かを期待するのは間違っている。人生があなたに期待しているのだ』

・・・V.フランクル・・・

 

 社会の為に何も役に立つ仕事が出来なくなった老人にとって、生きる価値を見出すのは至難の業。しかし考え方ひとつで日々を輝かせることはできるもの。人は一人で生きるように作られていない。社会から退いた今「代償を求めず、小さな心遣いを世界にお返ししよう」

  • 小さな生きがい探しを心がけよう。体が動く間は楽しみを見つけよう。
  • 小さな仕事をこなそう。誰かのために動こう。
  • 体が動かなくなったら、世話してくれる人に感謝しよう。笑顔を返そう。相手の話を聞こう。
  • いよいよ何もできなくなったら・・周りの人たちのために、苦しんでいる人のため に、世界のために私も祈ろう。

食べることは命を紡ぐこと


・・・ 福岡伸一著「生命と食」より・・・

 

命ある生き物の体内では、生体を構成しているすべての細胞が、絶え間ない流れ(動的平衡)の中で、時々刻々すごい速さで入れ替わっている。生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが生命の真の姿である。
生命は体のあらゆるところで分解と合成を繰り返し、自転車操業で走り続けるが、やがてエントロピー増大の法則に追いつかれ、追い越される時が来る。それが個体の死である。
命を支えているのは食べ物である。私達が食べるものは、穀物も野菜も肉や魚も、もともとは他の生物の体の一部である。食べ物の分子はそのまま私たちの体の分子になる。だからこそ安全な食べ物を選ぶということが大切なのである。(添加物や遺伝子操作などされた食べ物に頼るのは危険)
食べ物は車のガソリンのように私たちの体を支えるエネルギーとして使われているだけではなく、老化に向かって突き進んでいく体内のすべての臓器を、分子・元素のレベルで、分解と合成を繰り返しながら、日々更新する役目を担っている。

 



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