終末意思

一番大切なことは、終末意思の存在を家族やかかりつけの医師に確実に伝えておくこと。
終末意思の書き方には、特別な決まりはないようだ。
 日本尊厳死協会などに登録するのも一つの方法。
自分で書くときは、できるだけ具体的に書いておくと実効性がある。
 機器や薬による蘇生術、抗がん剤の投与、人工栄養法(胃ろう・中心静脈栄養法など)、気管切開・生命維持装置の使用などできるだけ具体的に。
痛みに対する処置も「死期を早める副作用があっても最大限の痛み止めを望むこと」など一つ一つ明記する方が良いとのこと。

遺言

自分の死後残された家族が悲しいもめごとで離反しあわないために遺言はとても必要な心配り。
≪遺言のポイント≫
①遺言は遺留分を大きく侵害しないように
不動産、動産、負債などをすべて書き出してできるだけ不公平のないように遺贈する。
②生命保険は遺産の中に含まれない場合があるので、便宜的に受取人を一人にしてしまうと、もめごとの種になる。 (複数人を受取人に指定することは可能)
③相続税の問題も考慮しておく必要がある。
≪遺言書≫
① 自筆手書きであること。(パソコンや印刷はダメ)
② 書いた日付が正確に入っていること(吉日はダメ)
③ 捺印があること。

任意後見制度

自分の最後を頼める身内がいない場合は、「転ばぬ先の杖」このような制度を活用して準備しておくことが大切。
任意後見制度とは、自分の意志で信頼できる人を任意後見人として選び、代理で行ってもらう仕事(代理行為)を委任契約する後見制度のこと。
この契約には3つの型(将来型・移行型・即効型)があり、自分の状態によって必要な型を選ぶことができる。
この制度は公正証書によって法務局に登記される。
問い合わせ先・連絡先
 一般社団法人千葉県社会福祉士会
 権利擁護センターぱあとなあ千葉  043-238-2866
〒260-0026千葉市中央区千葉港7-1 塚本千葉第5ビル3